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最後のトリック

最後のトリック

深水黎一郎

河出書房新社

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作品紹介、あらすじ

「読者が犯人」というミステリー界最後の不可能トリックのアイディアを、二億円で買ってほしいースランプ中の作家のもとに、香坂誠一なる人物から届いた謎の手紙。不信感を拭えない作家に男は、これは「命と引き換えにしても惜しくない」ほどのものなのだと切々と訴えるのだが…ラストに驚愕必至!

感想やレビュー

「読者が犯人」になるトリック云々より、著者の真っ向から難題にチャレンジする熱量が素晴らしい。途中の超能力場面が最後綺麗に着地へと繋がり一応納得。 著者の文体はどうやら私の好みらしく、最後まで飽きずにスイスイのめり込めたので、他作品も読んでみたい。

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