夜空に泳ぐチョコレートグラミー
町田 そのこ
新潮社
作品紹介、あらすじ
思いがけないきっかけでよみがえる一生に一度の恋、そして、ともには生きられなかったあの人のことーー。大胆な仕掛けを選考委員に絶賛されたR-18文学賞大賞受賞のデビュー作「カメルーンの青い魚」。すり鉢状の小さな街で、理不尽の中でも懸命に成長する少年少女を瑞々しく描いた表題作他3編を収録した、どんな場所でも生きると決めた人々の強さをしなやかに描き出す5編の連作短編集。
感想やレビュー
カメルーンの青い魚「生きていけるかどうかは、こいつら次第だ」りゅうちゃん 夜空に泳ぐチョコレートグラミー「もう一度あたしを褒めて。よくやったって」近松晴子 波間に浮かぶイエロー「俺はもう死ぬけど、環さんの中で生きていたい」重史 溺れるスイミー「何にも溜まってないだろ」「淵みたいね」宇崎くんと唯子 海になる「欲しがっても手に入れられないものなのよ。どんなにボロボロでみっともなくても大切にしましょうよ」清音の妻
ネタバレを読む
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v
感銘をうけた、みんな生きている。
とても面白かったよ。 短編小説なのに重厚感がすばらしい。 生きづらさを抱えた人の話なのに、どこかさっぱりした感じ。じめっとしてない。
文章も内容も素晴らしく面白い。 言葉の紡ぎ方伏線も 最近1番の作家さんかもまた、次の作品リピ確定👍
6/16読み終わり。 なかなか難しい内容だった。あー、ここでこの人とつながってたんだって感じで、短編集と思いきや、一つの物語だった。うーんって感じです。