ぼぎわんが、来る
澤村伊智
KADOKAWA
作品紹介、あらすじ
“あれ”が来たら、絶対に答えたり、入れたりしてはいかんー。幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。それ以降、秀樹の周囲で起こる部下の原因不明の怪我や不気味な電話などの怪異。一連の事象は亡き祖父が恐れた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか。愛する家族を守るため、秀樹は比嘉真琴という女性霊能者を頼るが…!?全選考委員が大絶賛!第22回日本ホラー小説大賞“大賞”受賞作。
感想やレビュー
来る。の映画の原作ときいて。 よみやすかった。
怖かったけど、怪異の原因がわかっていたからまだよかった 一番怖いのは生きている我々… しかしこわい
映画を先に鑑賞。原作小説の方が好き。 ・小説には、秀樹が彼なりに家族を大事に思っていたことに香奈が気付く展開があって良かった。P215が好き。香奈が唐草を袖にしていたのも、好感度UPだった。 ・真琴の病室で、琴子が警察を追い返すシーンは読んでいてちょっと恥ずかしかった。
澤村伊智「ぼぎわんが、来る」読了。 映画「来る」の原作。映画を先に見てしまったやつは、映像や配役のイメージが先についてしまうから本来は読まないのだが、どうやらこの原作比嘉姉妹シリーズで続きがあることを知り、俄然興味がでた。 そう、比嘉姉妹に会いたいのである。 映画では比嘉姉妹の姉、琴子を松たか子が演じていたのだが。すごい。松たか子=琴子ドンピシャだわ。本読みながら松たか子で再生されるけど抜群。かっこいいなあ。 結構原作通りに映画できてるのね。でも映画オリジナルの部分のクライマックスのぼぎわん退治のとこ。映画上手く作ってたなあ。あのシーン大好きだから、原作読み終わった今、もう一回映画見ようかなって思ってる。 澤村伊智さんは初めての作家さんだったけど、文体はすごく読みやすかった。キャラクターも魅力的だし。こりゃ続編期待できるな。 さて次は「ずうのめ人形」楽しみだ。
くる、の原作