京極作品好きならというフレコミで…
表題は異なった人物による一人称形式で少しずつお話が繋がっていく。
虚か実か常に考えさせてくるストーリー。
読むのにものすごく時間がかかった…
理系の頭か良い人が書いてる感満載。。。
同時収録の松の枝の記の方が個人的に好き。
覚束ない言語知識で翻訳された本と、それをさらに元々の原作者が覚束無い言語知識で再翻訳するだけでも面白いのに、"翻訳"を先に書いてそこから原作を製作する話。
かと思いきやもっと複雑で面白い。
今読む物語達の作者は果たして存在するのか、それは誰の記憶/知識で、物語の登場人物はそれを認識してるのかななんてこと。
もっと読解力があればこの作品ももっと楽しく思えるんだろうなと思うと悔しい