トオルさんの感想、レビュー
トオル
独特の世界観を持つ小説ですが、読了後は爽やか、前向きな気持ちになりました。 クイズ番組等を見るのが好きな自分としては、クイズの本質・意味にも触れていて面白かったです。
高山 羽根子
新潮社
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表紙が特徴的な結城さんの長編サスペンスミステリーです。 地方再生を掲げる中で首都への一極集中も進んでいるという現代が抱えるギャップと課題をテーマとした物語です。 登場人物が多くて難しい場所もありましたが、全体を通してみると現代の課題について色々と考えることが出来ました。
結城 真一郎
行動心理学を用いて被疑者から情報を引き出し、事件を解決に導く楯岡絵麻のシリーズ第一作です。 心理学の勉強になるのに加えて、絵麻と西岡のバディコンビの掛け合いも面白かったです。 完結済のシリーズということなので、自分のペースで読了を目指そうと思います。
佐藤青南
五つの短編から成る本書は、まさにタイトルの通り、汚れた手をどこで拭くか、という選択が非常に大事だなということを痛感させられる一冊でした。 日常で起こり得ることと、それに対して自分でも行ってしまう選択が描かれていますが、本作品の結末を読むと、、、ゾワッとすることが多かったです。 特にのお気に入りは『ただ、運が悪かっただけ』と『ミモザ』です。
芦沢 央
ずっと読みたかった本が待望の文庫化となったため、手に取りました。 大阪夏の陣で家康を追い詰めながら、わざと仕留めなかった真田幸村。 「なぜ幸村は仕留めなかったのか、なぜ真田は戦国最後の戦いでここまで活躍できたのか」を様々な視点から描かれ、最後は家康が探偵役として犯人と対峙するという歴史ミステリーです。 史実がベースながら、本当にそうであったかのように思わせる物語は圧巻で、読んで良かったと思える一冊です! (真田信之と毛利勝永のイメージが変わりました笑)
今村翔吾