救国ゲーム
結城 真一郎
新潮社
作品紹介、あらすじ
“奇跡”の限界集落で発見された首無し死体。愛国者にして救世主(パトリシア)を名乗る犯人は高らかに宣告する。「すべての地方都市を放棄せよ。人質は地方に暮らす8000万人の日本国民」。ドローンによる無差別テロの期限(タイムリミット)が迫る中、集落の住人でカリスマブロガーの陽菜子と、“死神”の異名を持つエリート官僚の雨宮は、日本の存亡を賭け、不可能犯罪に挑む。最注目作家による本格ミステリ×サスペンス!
感想やレビュー
表紙が特徴的な結城さんの長編サスペンスミステリーです。 地方再生を掲げる中で首都への一極集中も進んでいるという現代が抱えるギャップと課題をテーマとした物語です。 登場人物が多くて難しい場所もありましたが、全体を通してみると現代の課題について色々と考えることが出来ました。