朝が来る
辻村 深月
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、だが、確かに息子の産みの母の名だった…。子を産めなかった者、子を手放さなければならなかった者、両者の葛藤と人生を丹念に描いた、感動長篇。
感想やレビュー
面白かった。一気に読んだ 養子を迎えるにあたる夫婦の葛藤、迎えてからの暮らし、 でもその子供を産んだ娘の悲しい悲しい物語。護られなかった娘、まだ子供だよ、ゆえに決断の機会も知恵も与えられなかった悲しい、美しい心を持っているからそこ悲しい娘。 どうか幸せになって欲しい。
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特別養子縁組で赤ちゃんを貰い受けた40代夫婦と中学生で妊娠出産した赤ちゃんの実母の話 意外な結末