ニコリムさんの感想、レビュー
久しぶりに小説を読めた。自分も随分別の世界に彷徨っていたことに気づいたような気分。でも小説は常に傍にあったことにも。 内田百閒や漱石の夢十夜などを思い浮かべさせられる、仄暗く不穏で、でもどこか心地の良い酔いのような読感のある小説。登美彦氏は偉大なり。
久しぶりに小説を読めた。自分も随分別の世界に彷徨っていたことに気づいたような気分。でも小説は常に傍にあったことにも。 内田百閒や漱石の夢十夜などを思い浮かべさせられる、仄暗く不穏で、でもどこか心地の良い酔いのような読感のある小説。登美彦氏は偉大なり。