むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。
青柳 碧人
双葉社
作品紹介、あらすじ
日本昔ばなし×本格ミステリふたたび!ベストセラーとなった『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の続編が誕生。今回、基となった昔ばなしは「かぐや姫」「おむすびころりん」「わらしべ長者」「猿蟹合戦」「ぶんぶく茶釜」「かちかち山」。果たしてこれらの昔ばなしがどんなミステリになったのでしょうか。それぞれの作品が、あるテーマによってつながる仕掛けも楽しい短編集です!
感想やレビュー
昔ばなし×ミステリーの第2弾、読了。 中でも、青柳流に解釈し新しい設定でミステリーに落とし込んだ『猿かに合戦』は秀逸でした。 『探偵』が裏テーマの今作。最終章で綿さんと呼ばれる老猿の伝聞だけで事件の真相を解決してしまう人物は誰なのか? ラスト1巻、青柳ワールドの発展と繋がりに期待です。
青柳ワールド爆発の昔話ミステリー第2弾。 前作よりもミステリー要素が濃く、さらに面白さがパワーアップ。 馴染みのある昔話をベースに素っ頓狂な展開、ブラックなオチ…馬鹿馬鹿しさも相俟って期待を上回る内容で満足🎶