Bookstand
Bookstand
空の中

空の中

有川 浩/鎌部 善彦

KADOKAWA

Amazonで詳細を見る

作品紹介、あらすじ

200X年、謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残った自衛隊パイロットは調査のために高空へ飛んだ。高度2万、事故に共通するその空域で彼らが見つけた秘密とは?一方地上では、子供たちが海辺で不思議な生物を拾う。大人と子供が見つけた2つの秘密が出会うとき、日本に、人類に降りかかる前代未聞の奇妙な危機とはーすべての本読みが胸躍らせる、未曾有のスペクタクルエンタテインメント。

感想やレビュー

再読 3部作の1番目「空の中」 以前読んだ時はこの自衛隊の飛行機の話しが 1番面白いと思ったけれど.. 2回目はどう感じるか楽しみだった 航空機作るところが国内の数社 注文来るところが実質防衛省の軍用機だけ (アメリカから買う方が安いため) 「いいもの作る基本よりも先に戦う壁がある」 ウクライナの侵略戦争や国の領空侵犯が 頻繁に起きているいま読むと.. 自衛隊が使う航空機を 自国で作る必要性凄く感じた (プロジェクト立ち上げてももたついている間に機体自体が時代遅れになる) 防衛省の機体だけ作ると割高になるし 予算が削られたらあっと言う間に プロジェクトが頓挫する 侵略や戦争が現実みある今 自分達を守るもの作れなくなるのは 恐ろしい事だと思った 恋愛要素が結構多かったんだなとも思った 次は「海の底」..

200X年、日本では謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と自衛隊は調査をしていた。その頃地上では、子供たちが海辺で不思議な生物を拾う。大人が見つけた上空の秘密と、子供が拾った秘密の生物がやがて出会う時、人類にはかつてない未曾有の危機が降りかかる。 印象に残ったフレーズ 「間違うたことは間違うたと認めるしかないがよね。辛うても、ああ、自分は間違うたにゃあと思わんとしょうがないがよ。皆、そうして生きよらぁね。人間は間違う生き物やき、それはもうしょうがないがよね。何度も間違うけんど、それはそのたびに間違うたにゃあと思い知るしかないがよ」 謎の生物「フェイク」に、父親が亡くなったと言うことを受け入れる代わりに執着し、暴走する瞬を見かねて相談した佳江に、宮じいが言った言葉。 「人は間違うものだ」とよく言うが、「間違う生き物だから仕方ない」のではなくて、間違えたことは間違えたこと、と受け入れて、反省する必要があるのだと教えてくれた。

ネタバレを読む
App StoreからダウンロードGoogle Playで手に入れよう