ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
辻村 深月
講談社
作品紹介、あらすじ
地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。著者の新たな代表作。
感想やレビュー
女同士の友情、母娘の関係。苦しくなるほどリアル。どれだけ他人からみたらうまくいっている関係も状況も、本人にしたら全く違うこともあるし、気づいていない面もある。 人間同士の関係って、どうしてこんなに傷つけあうんだろう。でも、他人と関わるしか癒せないこともある。
女性特有の葛藤が描かれている。 女性の考えていることを知りたい男性は読んでも良い。