ヒロキさんの感想、レビュー
日常にあるさまざまな色。それは景色だったり、人の気持ちだったり、性格だったり。私たちはもともと何かしらの色で生まれてきたのかもしれないけれど、生きているうちにいろんな色が混ざって、元の色がわからないほどになっているのかもしれない。「ぼくらはみんないつも迷っている。どれがほんとの色だから分からなくて。どれが自分の色だか分からなくて。」そんな自分が誰かを助けているかもしれないし、誰かを傷つけているかもしれないし、それは誰も分からない。 でもいいじゃない、たった数十年、自分の人生にホームステイしてるだけ、と思えば、きっと気持ちは楽になる。 読み終わった後、ふわっと心が軽くなる1冊、肩の力が抜ける1冊。
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