雷鳥、はくたかなど多くの特急が行き交った“特急街道”北陸。越前一乗谷遺跡を買い取りたいと、戦国大名朝倉氏の末裔を名乗る麻樹という女が現われる。一方、東京で、人気ゲーム作家武井要の刺殺体が発見された。富山県高岡市にも姿を見せた麻樹が「タケイ」という相手に電話していたとの情報で、警視庁の十津川警部は富山に飛ぶ。だが、その矢先、新たな殺人が！

特急街道の殺人

東京でイタリア料理店を経営する資産家・小池恵之介が失踪した。一週間後、明日香村の高松塚古墳の傍で、古代貴人の衣裳を身に着けた小池の絞殺死体が発見される。しかも小池の口座から三十億円が引き出されていたことが判明。十津川警部と亀井刑事は、秘書兼愛人の早川亜矢子に会うが、数日後、彼女もまた行方不明となり…。謎が謎を呼ぶ傑作長篇旅情ミステリー。

明日香・幻想の殺人　〈新装版〉

刑事を辞めた田辺は、大阪で私立探偵を開業するが、なかなか客がこない。そこへ、娘と佐世保に行ってほしいとの母親からの依頼。美人のエスコートだ。喜んで引き受けた彼は、「あかつき」に乗り込んだ。同じ頃、佐賀市で殺人事件が発生、その密疑が田辺に！証拠は不利。元部下のために、十津川と亀井が立ち上がる。著者のトラベルミステリーの代表的長編。

寝台特急あかつき殺人事件

警視庁捜査一課の市橋大樹は、入院中の祖父・勝之介から、青春時代を過ごした呉と広島の写真を撮ってきてくれと頼まれ現地を訪れる。だが、宿泊した旅館で勝之介の名刺を持った男が殺害される。その後、勝之介も急な死を遂げる。大樹は十津川警部と亀井刑事とともに呉と広島に向かう。そこで、勝之介の新たな一面が浮かび上がる。

十津川警部　呉・広島ダブル殺人事件

十津川警部の大学時代からの友人・岡部は妻と九州一周旅行に出かけた。だが、十津川のもとに岡部が妻を殺害した容疑で逮捕されたとの連絡が入る。岡部の友人が高千穂に行き何が起きたか探っていると、十津川が東京で捜査をしていた殺人事件との関連が浮上する…（「神話の国の殺人」）。高千穂線や天北線など、いまや廃線となってしまった鉄道を舞台に十津川警部が難事件に挑む。廃線へのノスタルジーをかきたてる短篇傑作選。

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特急街道の殺人

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明日香・幻想の殺人　〈新装版〉

寝台特急あかつき殺人事件

十津川警部　呉・広島ダブル殺人事件

十津川警部、廃線に立つ

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特急街道の殺人

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寝台特急あかつき殺人事件

十津川警部 呉・広島ダブル殺人事件

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