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退屈すれば脳はひらめく

退屈すれば脳はひらめく

マヌーシュ・ゾモロディ/須川綾子

NHK出版

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作品紹介、あらすじ

世界中から2万人が参加した、米人気ラジオ番組発「退屈するための」実験的プロジェクト。ポイントはスマホとのつき合い方。画面を見ているうちに、ハッと気づいたら2時間たっていたときの、あの後ろめたさ。スキマ時間を有効活用してるはずなのに、なぜか長くなっていくTo Doリスト。メールの返信に追われて何もできない午前中…便利に使っていたはずのスマホに、いつの間にか使われていないだろうか?本書を読んで、今日から1週間「退屈するための」プログラムに参加してみよう。退屈な時間にこそ、アイディアがひらめくことが必ず実感できる!

感想やレビュー

おもしろかった! まず、自分がどのようにスマホやデジタルを使っているのか知ること。 その上でスマホと距離を取る手段を取ること。(移動中はスマホをしまう、写真を撮らない、依存してるアプリを削除する) デジタルを使わない休暇をとる。 いつもと違う視点を持って物事をみる。 スマホはこちらの状況にかかわらず、通知が来る。 その度に注意はそれ、再び作業に取りかかるためには時間がかかる。最悪の場合、そのままスマホをイジイジ、なんてことはよくある話で。 本来ならもっと出来る力も、このように、注意を削がれるために半減する。 創造力も培われない。なぜなら受動的なスマホの情報に脳が乗っ取られているから。 デジタル社会から逃れることはできないけど、アナログが持つパワーを忘れてはいけない。 うまく付き合うことが大事。 訳者あとがきの一言が、すべてを物語っている。 デジタルを召し使いにするのだ。

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いざ、スマホの利用時間をチェックしてみると、1日のかなり多くの時間をスマホに費やしていたことに気づいた。自分はまだマシな方だと思っていたのに...。脳疲労が溜まると、認知症になりやすかったり、さまざまなことにやる気が起こらなくなってしまったりするらしい。スマホは便利だけど、気づかないうちに意識を乗っ取られてしまう危険がある。これ以上のめり込まないように、意識的に自分を変えていこうと思わせてくれた本だった。

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