風の神送れよ
熊谷千世子/くまおり純
小峰書店
作品紹介、あらすじ
長野県南部、天竜川上流域を中心に伝わる「コト八日行事」。厄災や伝染病をもたらす疫病神(コトの神)を祓い、地区境まで送りだすこの行事は、約四〇〇年にわたりこの地で伝承されてきた。なかでも、優斗たちが暮らす地区には、めずらしい風習が残っている。二日間にわたる行事のすべてが子どもたちの手にゆだねられるのだー。さまざまな困難に立ち向かいながら、懸命に責任を果たそうとする子どもたちの姿を鮮やかに描きだす、成長と友情の物語。
感想やレビュー
流行病に人間は何が出来るのか?ワクチン等無かった時代から、子供たちに受け継がれてきた神送りの行事。人を想い、命を想う大切な営み。