宙わたる教室
伊与原 新
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
第70回青少年読書感想文全国コンクール課題図書 &NHKドラマ10「宙わたる教室」決定! 東京・新宿にある都立高校の定時制。 そこにはさまざまな事情を抱えた生徒たちが通っていた。 負のスパイラルから抜け出せない21歳の岳人。 子ども時代に学校に通えなかったアンジェラ。 起立性調節障害で不登校になり、定時制に進学した佳純。 中学を出てすぐ東京で集団就職した70代の長嶺。 「もう一度学校に通いたい」という思いのもとに集った生徒たちは、 理科教師の藤竹を顧問として科学部を結成し、 学会で発表することを目標に、 「火星のクレーター」を再現する実験を始めるーー。 『月まで三キロ』『八月の銀の雪』著者がおくる、 今年一番熱い青春科学小説! 第一章 夜八時の青空教室 第二章 雲と火山のレシピ 第三章 オポチュニティの轍(わだち) 第四章 金の卵の衝突実験 第五章 コンピュータ室の火星 第六章 恐竜少年の仮説 第七章 教室は宇宙をわたる
感想やレビュー
自動的にはわからない やってみて動いてみてわかる
定時制高校に通う年齢、性格のバラバラな生徒たちが先生の個人的な「実験」に巻き込まれ科学部として教室で火星環境を再現しようとする話。 できすぎな話と思ったが、驚いたのは実話が元ネタになっているということ。 科学部それぞれ自分の強みを元に無くてはならない存在になっていた。
定時制高校化学部の物語