大倉れんさんの感想、レビュー
胸の奥でかすかに覚えている無くした幸せと疼きを、思い起こさせる絵本だった。 「わたしが小さかったころのこと、うちに、ドラゴンがいました。」 の書き出しで胸をつかまれる。 最後のページの絵が、弟とは違う悲しみを知った「わたし」が表されている。子どもの絵本にしては、リンドグレーンらしからぬストーリーであった。 とても好き
胸の奥でかすかに覚えている無くした幸せと疼きを、思い起こさせる絵本だった。 「わたしが小さかったころのこと、うちに、ドラゴンがいました。」 の書き出しで胸をつかまれる。 最後のページの絵が、弟とは違う悲しみを知った「わたし」が表されている。子どもの絵本にしては、リンドグレーンらしからぬストーリーであった。 とても好き