山ちゃんさんの感想、レビュー
山ちゃん
池井戸潤にしては、珍しく絵画を材材にした面白い本。相変わらず半沢直樹が銀行の組織に立ち向かい、最後はすっきりするストーリーにどんどんと引き込まれていく。
池井戸 潤
講談社
Amazonで詳細を見る
堂場瞬一にしては珍しい政治の県知事選挙の作品。現職引退を一度決めた知事と、女性のスキーメダリスト選手との選挙対決を描いた作品。選挙の裏側をいろいろ知ることが出来る。兵庫県知事選と衆議院議員選挙が間近にありタイムリーで面白かった。
堂場 瞬一
日本の難民に対する対応がいかに酷く非人道的なのが良くわかり、問題提起した作品。アメリカなどの難民問題が大統領選挙で良くマスコミで報道されるが、日本の難民支援の実情は余りマスコミも報道していない。日本の難民認定者が他国に比べて少ないのにびっくり。恥ずべ問題。
佐々 涼子
加賀恭一郎の学生時代の頃を描いた作品。後に東野圭吾の作品でいろいろな謎解きをして事件を解決していく加賀刑事。学生時代から鋭い観察眼と推理力があったのがよくわかる。高校時代からの仲良しの学生達の中から犯人探ししていくのも虚しい。友情が壊れていく。
東野 圭吾
マル暴刑事の甘糟と郡原が潜入捜査で、手柄を上げる作品。ジャズクラブのオーナーが元警視監で、そのクラブに警視総監がお忍びでいたり、女性の管理官が歌手で出演している設定が面白い。薬物対策課や暴対策課などの協力で事件解決していく。
今野 敏