夜は短し歩けよ乙女
森見 登美彦
KADOKAWA
作品紹介、あらすじ
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。
感想やレビュー
とてもキラキラしてふわふわしている 女の子の夢を男性が描いた小説という感じ 完全にお伽話なので、細かい感情描写は無し 深く考えずに読めるので 現実に疲れたサラリーマン・OLに読んで欲しい 主人公の女の子に、やや男の夢つまり気味
2/9読み始め 途中で放棄。 図書館から借りたのがすごく汚かったので、読む気になれず、、 口コミはよかったし、気になるところ。 またいつな借りてみようかな。
第二章の「深海魚たち」は、森見さんのエッセイに書かれていた古本市の思い出に似ていた。あの苦い思い出を素敵なファンタジーに昇華させたのだなと思った。
大人版はれときどきぶた
うーーーん、、。 ミステリかと思って読みふけっていたけれど、全然思っていた話と違う不思議なお話でした。 最後まで名前が出てこない「黒髪の乙女」と「先輩」の淡い恋物語を中心に動くコメディーらしく、乙女のことが好きな先輩はまっすぐで、積極的なんだか消極的なんだかわからない様子で、しどろもどろになりながらも最後にはデートにまでこぎつける。 途中で出てきた樋口さん(天狗)のキャラは面白かった。煙草をふかしながら、その場で浮くという樋口流空中飛行術、世の中全て上手くいく!と浮足立っていれば身につけられる技術は笑った🤣 乙女と李白のお酒勝負のシーンがあったけれど、あれだけ浴びるほど飲んでも酔わない乙女はすごいなと思った。 結婚披露宴の帰りに、1人で冒険しようと夜の街に出歩く気持ちは分からなくもない。 調べてるとアニメ化されているらしいので、1度見てみようかと思う。