あやとさんの感想、レビュー
あやと
400年前の魔女裁判と、現代社会における犯罪加害者家族の「性悪説」について問いただしていく物語。町の中では異端である和泉と、彼を取り巻く変な人たちの裏側について、法に基づいて進んでいくストーリが気持ちいい。
五十嵐 律人
文藝春秋
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スマホの普及による集中力や記憶力の低下を打破するためには、「運動」が効果的であることを脳科学的に書いた本。運動は最低20分。心臓がドキドキするくらいの運動がよい。運動の直後には集中力が高まるらしい。それなら体育は一時間目にすると良いのかもしれない。へとへとになるのはよくない。血液が脳ではなく筋肉に行ってしまうからね。
アンデシュ・ハンセン/久山 葉子
レイとブー、そしてその二人が関わる絵画が中心となって時代の移り変わりを描く物語。絵というかわらないものと、人という変わるものの対比が儚く美しく、暖かい気持ちになる話だった。各章の物語にそれとなく関係が散りばめられているが、エピローグですべてが明確につながる。スッキリする終わり方だった。
青山 美智子
画家で奔放な性格の母親である花野(カノ)とその娘の宙(そら)の物語。家族という繋がりともいえるし呪いともいえるような複雑な関係性の中でかのとそらが変化していく。心をえぐられるような人と人とのぶつかり合いに何度も感動させられる。大事な場面で出てくる「食事」が心を温めてくれる。
町田 そのこ