まるやまさんの感想、レビュー
自分に正直な人生を生きればよかった、働きすぎなければよかった、思い切って自分の気持ちを伝えればよかった、友人と連絡を取り続ければよかった、幸せを諦めなければよかった。終末期の患者のヘルパーの経験を通して著者ブロニーが学んだことを記した本書。お金や物に執着した人はおらず、愛を持って他人に接することが全ての帰着点だと感じた。他人から見ればどんなに不幸な人生でも、本人が幸せだと感じていればそれはもう幸せであり、自分の中の感情や愛情のコントロールが全てだと思う。ブロニーが看取った全ての先人たちに敬愛を。