キラキラ共和国
小川糸
幻冬舎
作品紹介、あらすじ
亡き夫からの詫び状、憧れの文豪からのラブレター、大切な人への遺言…。祖母の跡を継ぎ、鎌倉で文具店を営む鳩子のもとに、今日も代書の依頼が舞い込みます。バーバラ婦人や男爵とのご近所付き合いも、お裾分けをしたり、七福神巡りをしたりと心地よい距離感。そんな穏やかで幸せな日々がずっと続くと思っていたけれど。『ツバキ文具店』続編。
感想やレビュー
ツバキ文具店の続編。 目の見えない少年がおかあさんに手紙を書くエピソードはとても良かった 基本的には家族になった話が中心で展開していくので代筆は少なめ 離婚の代理戦争の話をもっと掘り下げて欲しかったというところはあります。 それでも変わらず代筆した手紙がちゃんと出てくるのは毎回楽しみだった
最初、短編集かと思ったけど違った。設定を飲み込むのに少し時間がかかったけと、段々にミツローさんと鳩子さんの馴れ初め、QPちゃんというのが子供の名前だということ、色々わかってきた。 解決していない問題も大胆にもそのままのこしてあるけど、それはそれ。なんでも解決するのは本当ではない。幸せというのは近くにある、と思わせてくれる話、