滅びの前のシャングリラ
凪良 ゆう
中央公論新社
作品紹介、あらすじ
「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そしてー荒廃していく世界の中で、四人は生きる意味を、いまわのきわまでに見つけられるのか。圧巻のラストに息を呑む。滅び行く運命の中で、幸せについて問う傑作。
感想やレビュー
◎
面白い?
一ヶ月後に人類が滅びる。その時に強くなった人、幸せを見つけた人、自分を取り戻した人が描かれている。どうやって最期を迎えるのかって難しい。極限状態になっても生き続けるのか、諦めるのか。誰かを傷つけるのか、負けるのか。結局、何が答えなのかわからないけど、大切な人、守りたい人がいる人は強い。そんな存在がいることがうらやましい。
地球が滅ぶとなると何が悪で何が善かなんて、分からなくなるんだろうなぁ。 凪良ゆうさんの他の本とは少しテイストが違う感じ。
まあまあ