さんの感想、レビュー
身代金目的にソメコをさらったオニ。さあ金を要求する手紙を書くぞ…!となった時、オニの身に異変が。赤かったオニが青くなりながら、当初とは真逆の内容の手紙を慌てふためき書くオチに息子と一緒に笑わせてもらいました😆この絵本たのしー! 8歳
斎藤隆介/滝平二郎
岩崎書店
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1年半ぶりに再読。初読した時のような衝撃的な面白味(笑いで絶えず腹筋プルプルしてた)はやわらいでしまったが、それでも楽しく読書できた。精神科の治療というのは四角四面な枠にとらわれたようなものではなかなか難しいのかもしれない。ハチャメチャ伊良部のように枠をぶっ壊してとらわれ患者を自由にさせてくれる医者の方が案外と治療になったりするのかも。精神科の医療関係者こそ、自由人であってほしいとも思った。
奥田 英朗
佐藤二朗さんのツイート集。 「あしたのようちえんたのしかったよ」と報告する息子が今どこの時空にいるかは謎だ。 というツイートが素敵だった。それにしても、「いまはなんであしたじゃないの?」「なんでぼくは、じぶんのからだと、てとあししか、みえないの?」と言うご子息の感性が凄い。「明る過ぎると自分の顔が見えちゃうから」と頑なに洗面所の電気を点けないという奥様の女心、わかる(笑)
佐藤二朗
随筆集。 「棋士の中指」で『猫を抱いて象と泳ぐ』を、「バレリーナの爪先」で『掌に眠る舞台』を思い、「ハダカデバネズミの皮膚」で小川さんの作品観をまたひとつ知ることができた。「ボート選手の太もも」ではかつて同僚であったボート選手の体躯が蘇り、自らもボートに乗った時の川面を移動しているのに空を飛んでいるような感覚を思い出す。「カタツムリの殻」では『でんでんむしのかなしみ』に対し綴られる小川さんの言葉に引き寄せられ、「赤ん坊の握りこぶし」では生まれやってきた息子をじっと見つめていた日々を懐かしく思い返した。
小川 洋子
良かった!
渡辺淳子