俺ではない炎上
浅倉秋成
双葉社
作品紹介、あらすじ
外回り中の大帝ハウス大善支社営業部長・山縣泰介のもとに、支社長から緊急の電話が入った。「とにかくすぐ戻れ。絶対に裏口から」どうやら泰介が「女子大生殺害犯」であるとされて、すでに実名、写真付きでネットに素性が晒され、大炎上しているらしい。Twitterで犯行を自慢していたそうだが、そのアカウントが泰介のものであると誤認されてしまったようだ。誤解はすぐに解けるだろうと楽観視していたが、当該アカウントは実に巧妙で、見れば見るほど泰介のものとしか思えず、誰一人として無実を信じてくれない。会社も、友人も、家族でさえも…。ほんの数時間にして日本中の人間が敵になり、誰も彼もに追いかけられる中、泰介は必死の逃亡を続ける。
感想やレビュー
読み返し必須!!!
時間差があって、上手く騙された。 始めは不快感があったけど途中から気になって一気に読んだ。 殺人の濡れ衣で、逃げる話
9/9読み終わり。 突然ネット上で殺人犯に仕立て上げられ、逃げ回るという話。ちょっと乱暴で、あまり品の無い文章の描き方が、やっぱりこの著者は苦手なんだという印象。
面白かった。序盤から凄まじくスリリングな展開に引き込まれ、逃亡シーンも読み応えあり。途上何度か違和感を感じたはずも、結局まんまと騙されて呆然。笑 主人公の心理描写は実にリアルで、ネット世界の危険性や家族や同僚との向き合い方についても考えさせられた。
またもや叙述トリック。 最後はポジティブな雰囲気で終わる秋山さんの作品。 色々リアルで面白かった。
んーハラハラ系苦手だっけ?と思うくらい最初読みにくかった。 後半は引き込まれ、犯人の名前聞いても、ん?誰?ってなってた。 人って自分では自分の言ったことややったことは正義であると思ってても、他の人からしたらおせっかいや、悪である。 自分は悪くないって思いがちだけど、言い訳せずに根本を見つめることが大事だと思った。
ゴールデンスランバー?かと、はじめ思ったけど、違った。時間が前後していくのね、だから、こうなったのね。いろいろとこれはどうなった?とか、つっこみたいところはあるけれども、面白かった、
逃走系があまり好きではなかったので最初はなかなか読み進まず…途中から面白くなってきて一気に読めました。 子供目線の話と大学生目線の話、いる?と思いながら読んでいたのですが、もちろん全て繋がっていて、むしろ事件の核心の部分でした…。 あとから読み返して驚かされる話が好きなのですが、これもそういった話です。 ただ、動機は少し…それでそんなことする?っていう感想を持ちました。
読みやすかった。 結末の急展開についていけなかった。