栞と嘘の季節
米澤 穂信
集英社
作品紹介、あらすじ
高校で図書委員をつとめる堀川次郎と松倉詩門。ふたりは図書室の返却本の中に、トリカブトの花の栞を見つける。校舎裏でトリカブトが栽培されているのも発見し、そしてついには被害者が…。「その栞は自分のものだ」と嘘をついて近づいてきた女子・瀬野とともに、ふたりは真相を追う。殺意の奥にある思いが心を揺さぶる、青春ミステリ長編。
感想やレビュー
松倉と堀川の、図書委員名コンビが、おもしろいね。トリカブトをめぐる
トリカブトの花の栞に絡んだ学園物語。図書委員の男子生徒二人と栞に絡んだ女子生徒が謎を解き明かしていく、なかなか面白い作品。現実にはありえないストーリーだが、読んでいるうちに最終結末が気になり読み進んでいく。初めて米澤穂信の作品を読んだがなかなか面白った。
図書委員の堀川と松倉。トリカブトの押し花の栞が本の間から見付かる。