ニックネームが設定されていませんさんの感想、レビュー
ニックネームが設定されていません
音声での小説は二作目ですが、内容もナレーションも声の使い分け、感情の表現方法等違和感全くなく、素晴らしかった。聴きながら何度も涙が流れた。隙間時間も惜しんで聴いて、聴いていない時ですら小説の世界に身を置いていたほど、没入感がすごかった。 最後主人公が戦争で学んだ事を逡巡するが、「命の意味」であることにこの壮大な小説が収斂していく。 作者、ナレーター、この本をこの時期に出版した出版会社に感謝です。大勢の人に読んでいただいたい本です。
逢坂 冬馬