AI監獄ウイグル
ジェフリー・ケイン/濱野 大道
新潮社
作品紹介、あらすじ
米中テック企業が作った最悪の実験場ーアメリカで生まれ、中国で完成したシステムが世界を「統治」する。世界がまだ知らない“ウイグル問題”の真相。
感想やレビュー
ウイグル族へのデジタル監獄と強制収容所の状況を描く。パノプティコン社会の完成につとめる中国の内部に対して、取材を十分に尽くすことの困難さはあるが、説得力はある。ジョージア、クリミア、ウイグル、香港ときて、ウクライナでようやく国際社会が本気になった訳だが、それこそが奇跡ではないかと思わせるくらい、権威主義国家の闇は深い。
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多くの事実のファンタジー