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いちねんかん

いちねんかん

畠中 恵

新潮社

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作品紹介、あらすじ

両親が湯治に行く一年間、長崎屋は若だんなに託されることになった。「頼られる跡取り」をめざし奮闘するが、商品を狙ういかさま師や疫病の流行、大坂の大店からの無理難題など困難は次々と降りかかる。おまけに主の留守を知った賊に目を付けられ…妖たちはあの手この手で若だんなを助けようとするが、はたしてこの一年をぶじ乗り切れるのか!?痛快でじんわり心に染みるシリーズ第19弾。

感想やレビュー

『しゃばけ』シリーズもいつの間にやら21冊も出ていたとは…!こちらおそらくシリーズ最新作。廻船問屋兼薬種問屋の長崎屋、一人息子の一太郎は20年ほど経っても相変わらず「昨日は死にかけており、今日も亡くなりそうであり、明日は墓の内に入っても、誰も驚かないような病弱者」。仁吉と佐助の活躍は当然として、今作では奉公姿になった屏風のぞきと貧乏神の活躍が新鮮だった。小鬼の鳴家の可愛らしさがめちゃくちゃグレードアップしてる気がする💠 屏風のぞきが動き喋るたび、以前ドラマ化された際の宮迫博之さんがチラついて笑えて仕方なかった😂

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