空白を満たしなさい
平野 啓一郎
講談社
作品紹介、あらすじ
世界各地で、死んだ人間がよみがえる「復生者」のニュースが報じられていた。生き返った彼らを、家族は、職場は、受け入れるのか。土屋徹生は36歳。3年前に自殺したサラリーマン、復生者の一人だ。自分は、なぜ死んだのか?自らの死の理由を追い求める中で、彼は人が生きる意味、死んでいく意味を知るー。私たちは、ひとりでは決してない。新たな死生観を描いて感動を呼ぶ傑作長編小説。
感想やレビュー
自殺を複数の観点でみた本。自分を複数の分人と見なす。
最後がよくわからなかった。 結局消滅しない? 妻千佳とその母との問題もよくわからない まず、なぜ、どのように復生するのかも説明されておらず、突っ込みどころ満載 でも、分人の考え方がよくわかる。
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