日本電産永守重信、世界一への方程式
田村賢司
日経BP
作品紹介、あらすじ
パソコン市場の急減で大幅減益に沈んだ日本電産。積極的なM&Aで「精密モーター世界一」を成し遂げた永守経営もついに限界を迎えたとささやかれた。だが、この男はあきらめてはいなかった。逆境の渦中で海外企業を相次ぎ買収、グローバル一体経営に向けて、前代未聞の大改造に挑んでいた。
感想やレビュー
永守重信、日本電産。会社というプラットフォームをどうやったら強くできるか。一つにさせるしかない。その原動力は利益。そのための徹底したコスト管理。M&A戦略。強くなるためにやるべきことを的確にとらえ実践する。社員の士気にも気を配る。当たり前のことだ。工場が利益責任を持つ。日立もそうだった。如何に仕組みとして組織を燃え上がらせるべきか。それが未来を切り開くのである。人のせいにしながらリーマン寿命を伸ばす輩を相手にしている暇はない。