ランゲルハンス島の午後
村上春樹/安西水丸
新潮社
作品紹介、あらすじ
まるで心がゆるんで溶けてしまいそうなくらい気持のよい、1961年の春の日の午後、川岸の芝生に寝ころんで空を眺めていた。川の底の柔らかな砂地を撫でるように流れていく水音をききながら、僕はそっと手をのばして、あの神秘的なランゲルハンス島の岸辺にふれたー。夢あふれるカラフルなイラストと、その隣に気持よさそうに寄り添うハートウォーミングなエッセイでつづる25編。
感想やレビュー
題名がめちゃくちゃいい、というか私も学生の頃ランゲルハンス島に魅せられたので共感して手に入れたかった本。本としてのモノ感ページの程よい少なさ、小気味良い1ページごとのエッセイとグラフィック、いいなぁ。 村上春樹に限らずだけど、ちょっと前の男性作家さんて鼻につく、な〜んか上から目線でちょっとエロが気持ち悪いのが気になるのかあって、まぁこれも最初ちょっとウッとなりかけたけどわりとすぐ気にならなくなって大丈夫だった。
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昔の雑誌の連載。若い春樹。