壊れたおねえさんは、好きですか
中村 うさぎ
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
とりあえず仕事も収入もある。女友だちもパートナーもいる。そんな女王様に足りないもの、それはエロスだった!女の賞味期限が切れてしまう前に、性的魅力を身につけようと四苦八苦する女王様。臭い立つ「闇フェロモン」の謎に迫り、理系エロスを考察し、女のパイ力に降参。女王様のエロスを求めて三千里。
感想やレビュー
自己認識を通して恋愛をしている 女は、「自分」に欲情できる生き物である。 女は男の承認を得ないと一人前とは見なされない。 などなど、わかるなあと相づちを打ちたくなるような文章ばかり。 中村うさぎさんの本は読みやすいけど、読むたびにジェンダーや自分について再確認する機会を得ることができる。