犬を盗む
佐藤 青南
実業之日本社
作品紹介、あらすじ
殺人現場に残された愛犬の痕跡。真実を知るのは、その瞳だけ。
感想やレビュー
一気に読んだ
殺人事件の犯人を、犬をキーに探していく。 掲示板のところ、ああやって投稿者はどんどん書いていくんだろーな。って呆れるとともに取り憑かれてることに恐ろしくなった。 犬ってこの本のようにいろいろ考えてるんだろーな、みーんなみんな人間も犬も幸せになれたらなと壮大なことを祈る
殺人現場から突如犬が消え、事件発生後同時期に犬を飼い始めた同僚… 特にミステリ作家が暴走しだす辺りから展開に目が離せずほぼ一気読み。 構成が秀逸で、途上挟まれる犬目線の描写を含め、飼い犬を通じて生まれる交流関係等、真相に至るまでの流れがとても面白かった。