空の声
堂場 瞬一
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
ヘルシンキ五輪(1952年)に派遣された無頼派の人気アナウンサー和田信賢は、長年の無理がたたって心身ともにボロボロの状態だった。現地から「日本」を鼓舞する中継を懸命に続けるも、次第に目も見えなくなり…。
感想やレビュー
元NHKアナウンサーの人生を描いた本。ヘルシンキオリンピックに派遣され、華々しい活躍をする作品かと思って読み始めたが、途中から体調不良になり、活躍出来ず、最後はこのアナウンサーの人生を考えさせられる展開になった。人柄も良く、誰からも愛されて、素晴らしいアナウンサーだったということが、良く分かった。