しあわせなミステリー
伊坂幸太郎/中山七里
宝島社
作品紹介、あらすじ
亭主関白の真逆を体現する男・兜。愛する息子も恐妻も知らない、彼の本当の職業は…殺し屋!?(「BEE」)。故郷の自然と思い出を守りたい。そんな主人公・夏美の前に現れた、不思議な男。彼の正体は…?(「二百十日の風」)。大人気、佐方検事シリーズ最新作。相次ぐ郵便事故に目を留めた佐方は、ありえない秘策で事件を解決する!?(「心を掬う」)。今回の名探偵は…著者人気シリーズ「アゲハ」から飛び出した、ハラマキ捜査官の愛娘・菜月(8歳)(「18番テーブルの幽霊」)。大人気作家オール書き下ろし、“人の死なない”ミステリー。心にしみる、とっておきのアンソロジー。
感想やレビュー
4つの温かなミステリー。風の又三郎をオマージュした物語はその繫がりに驚いたし、奥さんに頭があがらない殺し屋の話も、キナ臭い話をしている所もあったのに、なぜか終始ほのぼのしていておもしろかった。