猫を棄てる 父親について語るとき
村上 春樹/高妍
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
ある夏の午後、僕は父と一緒に猫を海岸に棄てに行った。家の玄関で先回りした猫に迎えられた時は、二人で呆然とした。寺の次男に生れた父は文学を愛し、家には本が溢れていた。中国で戦争体験がある父は、毎朝小さな菩薩に向かってお経を唱えていたー。語られることのなかった父の経験を引き継ぎ、たどり、自らのルーツを綴る。
感想やレビュー
村上春樹のお父さんに関する自伝
拾い読み。 全くの村上春樹の父親、自分の思い出 歴史小説。
初めての村上春樹作品。 戦争味の濃い話でした。村上春樹は難しいと思い込んでいた自分がいたが、難しすぎることはなく、他の作品も読んでみたくなった。