エミリの小さな包丁
森沢 明夫
KADOKAWA
作品紹介、あらすじ
信じていた恋人に騙され、職業もお金も、居場所さえも失った25歳のエミリ。藁にもすがる思いで10年以上連絡を取っていなかった祖父の家へ転がり込む。心に傷を負ったエミリは、人からの親切を素直に受け入れられない。しかし、淡々と包丁を研ぎ、食事を仕度する祖父の姿を見ているうちに、小さな変化が起こり始める。食に対する姿勢、人との付き合い、もののとらえ方や考え方…。周囲の人たち、そして疎遠だった親との関係を一歩踏み出そうと思い始めるー。「毎日をきちんと生きる」ことは、人生を大切に歩むこと。人間の限りない温かさと心の再生を描いた、癒やしの物語。
感想やレビュー
エミリが龍浦を離れ東京にむかう列車のたころ自分の過去思いだし切なくなった。なんとも心の洗われるすばらしい
すごくすごく良かった。 ほっこり、とてもためになる言葉もあった。 魚料理が美味しそうで参考文献の料理本が欲しくなった。 無口なおじいちゃん、シャイなおじいちゃん、素敵な考えの持ち主。エピローグも良かった!!最高!