時の渚
笹本稜平
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
私立探偵・茜沢は死期迫る老人から、昔生き別れになった息子を探し出すように依頼される。やがて明らかになる「血」の因縁と意外な結末…。サントリーミステリー大賞受賞作。読者賞ダブル受賞。
感想やレビュー
6/22図書館 7/6今までで最高😝! さすがサントリーミステリー大賞。 死期の迫った老人に生まれた日に生き別れた息子を探してほしいとの依頼を受けた元刑事の探偵。 交通事故で殺された妻と息子の犯人捜しと相まって次々と謎が深まっていく様は堪らない。 最後の探偵の出生に関わる秘密とそれを解消する言葉がとても良い。 「死を受け容れた透明な魂は、人の心の奥底をも透視する」