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ブラック・ショーマンと覚醒する女たち

ブラック・ショーマンと覚醒する女たち

東野圭吾

光文社

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作品紹介、あらすじ

亡き夫から莫大な遺産を相続した女性の前に絶縁したはずの兄が現れ、「あんたは偽者だ」といいだす。女性は一笑に付すが、一部始終を聞いていた元マジシャンのマスターは驚くべき謎解きを披露する。果たして嘘をついているのはどちらなのかー。謎に包まれたバー『トラップハンド』のマスターと、彼の華麗なる魔術によって変貌を遂げていく女性たちの物語。

感想やレビュー

6/3読み終わり。面白かった!安定の東野圭吾著!バー・トラップハンド店長・神尾武史とその姪真世の周りに起こる出来事の短編集。武史の人並み外れた推理力と知識で、いろんな問題を解決するというもの。リノベする女の回の、癌に罹患したことを知った女が自分と顔が似た女性(毒親から半ば逃げて東京暮らす女性)と入れ替わり、第二の人生を送るという話が印象的。でも、最後は老いた毒親の老人ホームを武史のマジックショーの助手としてトランプガールに変装して訪れ、丸くなった親と一時を過ごすのがよかった!

短編。トラップハンドのマスターがなんでもお見通し。

映像化するシリーズの予感。 私はトヨエツがイメージかな。 にしても最近は短編のような感じにいくつかのエピソードが繋がる作品が、どの作家さんも多い気がする。読者が長編だとなかなか読了出来ないのかなぁ。

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