無冠、されど至強
木村 元彦
ころから
作品紹介、あらすじ
あらゆる強豪校が東京朝高との対戦を望んだ。日本の高校が東京・十条に足繁く通う姿は、いつしか「朝高詣で」と呼ばれるまでになった。では、カナリア軍団=帝京を率いたのが古沼貞雄ならば、高校年代の「影のナンバーワン」と呼ばれた東京朝高サッカー部を育て上げたのは誰なのか…。
感想やレビュー
名将・金明植を軸に、在日朝鮮人サッカーの歴史をコンパクトに描いたノンフィクション。 明植と親交のあった日本のサッカー指導者のインタビューが良かった。 80年代から90年代にかけての在日サッカー界の変化、とりわけJリーグ発足以後の変容については、もう少し深く掘り下げてほしかった。 ところどころ、名前の漢字間違い、ふりがな間違いがあるのが惜しい。