令和 人間椅子
志駕 晃
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
人気作家の白石美子はアイデアに詰まった時、AI機能が搭載されたマッサージチェアで癒されていた。ある日、大ファンと称する人物から送られてきた、美子のマッサージチェアが書いたという体裁の小説には、美子と担当編集者しか知らない重大な秘密が暴露されていた(表題作)。江戸川乱歩の猟奇ワールドが令和の世に復活!
感想やレビュー
著者の作品は2冊め。 江戸川乱歩の不朽の名作短編が現代風にアレンジされた短編集。元作品を読んでいるとより楽しめるかも。乱歩の世界観とは一味違い、令和を感じる設定や作風でこれはこれで面白かった。 特に『令和 人間椅子』と『令和 一人二役』がお気に入り。