命売ります
三島 由紀夫
筑摩書房
目覚めたのは病院だった、まだ生きていた。必要とも思えない命、これを売ろうと新聞広告に出したところ…。危険な目にあううちに、ふいに恐怖の念におそわれた。死にたくないー。三島の考える命とは。
きのこ
題名どおりの話だけど、死への恐怖と生への執着の変化が面白い。世界観にのみ込まれる。