天国はまだ遠く
瀬尾まいこ
新潮社
作品紹介、あらすじ
仕事も人間関係もうまくいかず、毎日辛くて息が詰りそう。23歳の千鶴は、会社を辞めて死ぬつもりだった。辿り着いた山奥の民宿で、睡眠薬を飲むのだが、死に切れなかった。自殺を諦めた彼女は、民宿の田村さんの大雑把な優しさに癒されていく。大らかな村人や大自然に囲まれた充足した日々。だが、千鶴は気づいてしまう、自分の居場所がここにないことに。心にしみる清爽な旅立ちの物語。
感想やレビュー
自殺しようと訪れた田舎で、自分を見つめる話。さらっとした読後感
仕事が上手く行かず、人間関係も嫌になり死のうと決意して山奥の田舎(木屋谷)に会社を辞めて来たけど、飲まずに貯めていた睡眠薬では死にきれず目を覚ましてしまう。 民宿たむらには、両親を亡くした息子が住んでいて、そこで21日間を過ごした。1日千円の宿泊費で。 田舎暮らしを続けていくうちに、やりたいことが見つかったわけでもないけれど、自分の居場所はここではないと気付き、木屋谷を出ていく。
ネタバレを読む
やはりほっこりする物語だった😌