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聖母

聖母

秋吉理香子

双葉社

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作品紹介、あらすじ

郊外の町で、幼稚園児の遺体が発見された。被害者は死後に性的暴行を加えられていた。事件のニュースを見た主婦・保奈美は、大切なひとり娘は無事だろうか、と不安に陥る。警察は懸命に捜査を続けるが、犯人は一向に捕まらない。「この子を、娘を、守ってみせる。そのためなら何でもする」母がとった行動とはー。驚愕の長編サスペンス・ミステリー!

感想やレビュー

驚愕の結末に目が点状態のまま読了。 久々の叙述トリックの長編でしたが、綺麗に騙されました!(笑) いや~このカラクリはなかなかのもの。 途中思い描いた推理が見事に覆された瞬間、心中降参ポーズをとる始末。 かなり歪んではいるものの、想像を絶する「母性」に圧倒。

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あることにやっと気づきた瞬間、 え〜!?それがそうならお話全然違ってくるんですけど!?!? って混乱した😵‍💫 母は強し、とはよく言ったもんだ… オチの半分は割と早い段階から気づいてたけど、全部は読み切れんかったわ めちゃくちゃ楽しかった!

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秋吉さんの作品をいくつか読んでいたので、きっとどんでん返しがあるんだろう!!と読んでいたのですが、2度びっくりして何回も読み返しました。 確かに女の子っぽい漢字だなぁー…それにお母さん、心配しすぎて気が狂ってるんでは…?と思ったのです。 でも最後まで読んでから読み返すと何も不自然ではなく… 「薫」と「娘」をちゃんと使い分けていてすごい作品だなぁと思いました。 芦沢央さんの「わるいものがきませんように」に通じるところがあるように感じました。 私も不妊治療で子供を授かったので、自分の子供が犯罪に巻き込まれたら…と思うと…ここまでのことはしなくても気持ちはちょっとわかってしまいます。

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