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漂流の島

漂流の島

高橋 大輔

草思社

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作品紹介、あらすじ

江戸時代、江戸から南へ約六百キロの絶海の孤島、鳥島に、幾度も日本人漂流民が流れ着いた。活火山の島で、食料は海藻や貝、アホウドリ程度。この極限状況の中で彼らを支えたのが、洞窟だった。洞窟には過去、島から脱出した者たちが、鍋、釜などの生活具や、脱出の経緯などを記した伝言を残していた。これに力を得た漂流者たちはその洞窟に住み、自身が島を脱出する際にも後の漂流者を想い、持てる限りの物資や伝言を洞窟に残したという。現地鳥島に渡り、漂流民たちの壮絶な生に迫る渾身のノンフィクション。

感想やレビュー

鳥島で漂流民の痕跡を調べるために、アホウドリ保護チームに潜り込み、現地に到達する。過酷な島の状況がよく描かれているが、再挑戦をしようとしたものの東京都からの許可がおりないという、何とも不完全燃焼な結末を迎える。

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