時間泥棒
ジェームズ・P.ホーガン/小隅黎
東京創元社
作品紹介、あらすじ
ある日、ニューヨーク市の時間がおかしくなりはじめた。全世界でもこの街でだけ、時計がどんどん遅れていくのだ。しかも街の場所ごとで遅れ方が違う。前代未聞の事態に著名物理学者が言うには「異次元世界のエイリアンが我々の時間を少しずつ盗んでいるのです」。議論は際限なく続くが、その間にも時間は本当になくなっていく。大騒動の顛末は。巨匠が贈る時間SFの新機軸。
感想やレビュー
なんだかちゃっちゃか読んじゃったせいでよくわからなかった。でも、時間が食べられる、というのは面白い。 エンデのモモが時間泥棒による社会の変化を重視して書いてると考えれば、こちらはもっと科学的な観点からの社会上では時間というなんとも実はよくわかってない、稀薄な概念を共通のものとして成り立っている社会への風刺というのか。時間に人間は縛られているが、正確には好んで縛られに行ってるんだろう。
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