柔らかな頬 上
桐野 夏生
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
カスミは、故郷・北海道を捨てた。が、皮肉にも、北海道で幼い娘が謎の失踪を遂げる。罪悪感に苦しむカスミ。実は、夫の友人・石山に招かれた別荘で、カスミと石山は家族の目を盗み、逢引きを重ねていたのだ。カスミは一人、娘を探し続ける。4年後、元刑事の内海が再捜査を申し出るまでは。話題の直木賞受賞作ついに文庫化。
感想やレビュー
登場人物が増えていくあたりから面白くなってきた。人の内面のあまり知られたくない部分が事件を解く鍵なのかもしれないと思うと、暴かれたくないなと思う部分を下巻で知ることになるのかな。表の綺麗なところでなく裏の綺麗でないところに人生ってあるのかな。
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