金の角持つ子どもたち
藤岡 陽子
集英社
作品紹介、あらすじ
「サッカーをやめて、塾に通いたい」小6になる俊介は、突然、両親にそう打ち明ける。日本最難関と言われる中学を受験したいのだ、と。難聴の妹・美音の小学校入学を控え、家計も厳しい中、息子の夢を応援することを両親は決意。俊介の塾通いが始まる。だが、彼には誰にも言えない“秘密”があって…。人は挑むことで自分を変えることができる。未来を切り開こうと奮闘する人々を描く、感動の長編小説。
感想やレビュー
真の教育のあり方を問い、子供が勉強する事の意義を唱えた良書。 金の角!なかなか秀逸なタイトルだ。 俊介の頑張りや学力の武器を与えんと奮闘する加地先生の情熱には、何度目頭が熱を帯びたか知れない。 特に受験生の親御様や教育関係者にはお勧めの一冊。