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ぜんしゅの跫(5)

ぜんしゅの跫(5)

澤村伊智

KADOKAWA

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作品紹介、あらすじ

足音が背後に迫る。かり、かり、がりっー。真琴と野崎の結婚式。琴子は祝いに駆け付けるが誤って真琴に怪我をさせてしまう。猛省する琴子は真琴に代わって、通行人を襲い建造物を破壊すると噂の「見えない通り魔」の調査に乗り出す。不気味な足音を頼りに追跡した通り魔の姿は、余りにも巨大な化け物だった…。果たしてその正体は!?論理的にして大胆な霊媒師・比嘉姉妹が怪異と対峙する書き下ろしの表題作ほか全5編を収録!

感想やレビュー

澤村伊智「ぜんしゅの跫」読了。 ご存知比嘉姉妹シリーズ第5段。段を増すごとに比嘉姉妹の沼にハマっていく。今回は5篇の短編。「鏡」「わたしの町のレイコさん」「鬼のうみたりければ」「赤い学生服の女子」「ぜんしゅの跫」 ほんとこのシリーズ好き。2回目の短編集なんだけど、これまでの登場人物にまた会えるのがすごくいい。 「鏡」はぼぎわんのあいつだし、「私の町のレイコさん」の弥生ちゃんはずうの目の編集長だし、「赤い女子学生」では古市!おまえ古市じゃないか、幸せになってくれようと言った風に。そしてタイトル「ぜんしゅの跫」では琴子の魅力が全開!!てか作者さん絶対映画版の松たか子を意識してるというかパロってるよね。笑。そういうのも含めて大好き。少し心配なのは「鏡」の中で出てきた真琴のこと。大丈夫だよね。このあと大丈夫だよね。あれは鏡の中の話だよね。 とぞわぞわしながら次行ってみよう。 次は「さえづちの眼」。

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